「思想とは何か?」
RSD Proは、今一度ここで立ち止まろうと思います。
その理由はなぜか。
これまで、「資産サイトの設計には、思想・表現・構造の3つの層がある」という話をしてきました。
そして、その中でも「思想が最初にくる」ということを、何度も伝えてきました。
ただ、その言葉を使い続ける中で、ひとつ引っかかっていることがあります。
それは、「思想を語っている自分自身の立ち位置が少し曖昧になっているのではないか」
という違和感です。
思想は、誰かに向けて上から与えるものではありません。
どこに立ち、
何を信じ、
何を選ばないのか。
その姿勢そのものが、静かに滲み出るものです。
もし、立ち位置が曖昧なまま『思想』という言葉を使っているとしたら、どこかで『信用』が崩れてしまいそうな気がしてなりません。
だから今日は、何かを教えるためではなく、自分自身の立ち位置を確かめるためにも、「思想とは何か」について書こうと思います。
目次
思想は立派な哲学である必要はない
『思想』と聞くと、難しい哲学や、強い主張を思い浮かべる人もいるかもしれません。
だけど、RSD Proが考えている『思想』は、もっと日常的でもっと静かなものです。
「なぜ、その言葉を選んだのか」
「なぜ、それはやらないと決めたのか」
実はそのひとつひとつに、すでに『思想』は含まれているんです。
言語化していなくても、人は必ず何かを基準にして、不要なものを避けて前に進みます。
思想とは、その『選び方の癖』や『判断の軸』のことだと、RSD Proは考えています。
何を選び、何をやらないか。
これが『思想』と言うものです。
ペルソナでは埋まらない違和感
サイト設計の話になると、よく出てくるのが「ペルソナ」や「ターゲット」という言葉。
もちろん、それらが役に立つ場面もあります。
だけど、それだけでは説明しきれない違和感がずっと残っていました。
「誰に届けたいか」は分かる。
「何を提供しているか」も説明できる。
なのに、「なぜこのサイトが存在しているのか」という問いには、うまく答えられない時期がありました。
この答えは、ペルソナを細かく分解しても、きれいに埋めることができませんでした。
それはなぜかと言うと、ペルソナは「外に向けた設計」であり、「自分がどこに立っているか」という内側の問題だったからです。
つまり、自分の立ち位置である『思想』が見えていなかったんです。
この思想は3つの層の中で一番難しい
RSD Proでは、価値が伝わるまでに『3つの層』があると考えています。
表現
構造
この中で、いちばん言語化が難しく、いちばん後回しにされがちなのが「思想」です。
なぜなら思想は、
・数字にならない
・正解がない
・他人から評価されにくい
だからこそ、多くの人は「とりあえず発信する」「とりあえず形にする」ところから始めてしまいます。
でも本当は、この『思想』こそがすべての判断基準になる一番深い層なのです。
思想が固まっていないと、どうなるのか
『思想』が曖昧なまま進むと、次のようなことが起こります。
・発信の方向性が頻繁に変わる
・言っていることが少しずつズレていく
・なぜそれをやっているのかが説明できなくなる
そして一番つらいのは、「何かおかしい」と感じながらも、どこを修正すればいいのか分からなくなることです。
技術やノウハウの問題ではありません。
行動量が足りないわけでもありません。
ただ、立ち返る場所がない。それが、思想が固まっていない状態です。
思想は「誰に向けるか」より「どこに立つか」
いまRSD Proが考えている思想は、「誰に届けるか」よりも、「どこに立つか」を決めるものです。
・即効性より、残り続ける価値を選ぶ
・派手さより、静かな説得力を大切にする
こうした選択は、『戦略』というより『姿勢』に近いかもしれません。
そしてその姿勢が、言葉のトーンになり、写真の選び方になり、サイト全体の空気になっていきます。
ここで覚えておくべき言葉を記しておきます。
思想が表現を生み、表現が構造を成長させ、構造が成長すれば、サイトは資産となる。
これは誰かが言った言葉ではなく、RSD Proが大切にしている言葉。
この『思想』と言う前提がなければ、サイトの目的が曖昧になってしまいます。
なぜ、今ここで立ち止まるのか
このタイミングで立ち止まっている理由はひとつです。
この先、
「思想が最初にくる理由」
「表現とは何か」
「構造とは何か」
という話を進めていくために、「自分自身が立っている場所を曖昧にしたままでは進めれない」と感じたからです。
思想は、完成させてから語るものではありません。
考え続ける姿勢そのものが、思想になります。
だからRSD Proは、「答えを持っている場所」ではなく、「問いを抱え続ける場所」に立つことを選びました。
次に考えたいこと
ここで『思想』を定義させるつもりはありません。
ただ、「思想がなぜ最初にくるのか」その理由を考える準備として、一度立ち止まることが必要でした。
次は、
「なぜサイト設計において思想が最初にくるのか?」
と言うことを、もう少し構造的に整理していこうと思います。
答えを急がず、
順番を間違えないために。




















