前回、地元の宇治市を撮り歩いて気づいた魅力として「中宇治エリア」にある大阪屋マーケットについて話ましたが、今回も引き続き、中宇治エリアの魅力について話したいと思います。
前回の大阪屋マーケットについて話している記事がこちら。
今回の記事では、中宇治エリアのメイン通りから少し奥に入って見つけた魅力的な場所について話しているので、宇治市へ観光に行くときは、観光スポットの宇治川や平等院だけではなく、中宇治エリアのゆったりした町並みを体感してみてください。
昇苑くみひも宇治本店
中宇治エリアのメイン通りから少し奥に入ると一軒家が並ぶ路地があり、ゆっくり時間をかけて散歩をする場所としてしっくりきます。
そんな一軒家が並ぶ町並みと一緒に並んでいる中に、「昇苑くみひも宇治本店」が見えてきます。
歴史的でありながらモダンな和テイストで、不思議と懐かしさを感じる「昇苑くみひも」の外観。中宇治エリアのアスファルトとその建物の雰囲気が合っていて、どんどん引き寄せられてしまいます。
玄関にかけられている「のれん」はシンプルで「店内でゆったりした時間を過ごしてください」と言われているかのようなデザイン。
どんどん足が玄関へと進み、店内に入る。
最初に目に入ったのが、玄関を入って右手にある和室でした。昇苑くみひも宇治本店では「くみひも体験」をされていて、その体験ができる部屋のようです。
くみひも体験とは、角台を使って手組みで江戸紐を作り、出来た紐を職人が加工してストラップ、バックチャーム、ブレスレットに仕上げるというもの。
【くみひも体験の詳細】
◆人数 / 1回につき1〜4名まで(小学5年生未満は不可)
◆予約 / 完全予約制で1週間前までに予約(当日受付は不可)
◆受付可能日 / 宇治本店の定休日以外
◆費用 / お一人様 / 2,500円(税込)
◆開始時間 / ①11時〜 ②13時30分〜(計2回)
◆所要時間 / 約30分〜1時間
◆詳細は下記の「昇苑くみひも宇治本店」へお問い合わせください。
◆電話 / 0774-66-3535
◆住所 / 京都府宇治市宇治妙楽146
◆営業時間 / 10:00〜17:00(定休日なし)
インスタグラム → @showenkumihimo
お土産に「くみひも」を購入
昇苑くみひもは「くみひも体験」をしなくても、店内には芸術的なくみひもが販売されているので、中宇治エリアへ訪れた記念として、芸術的なくみひもで作られたストラップ、人形、くつひもなどを購入することができます。
くみひもそのものが販売されているので、自宅でも自分らしい「くみひも」の作品を作ることができます。
この日、僕が店内を見ていると一人の女性が声をかけてきました。
話を聞いてみると、以前にくみひも体験をされた方らしく、その日からくみひもの魅力にはまって、オリジナルのストラップや飾りを作って毎日充実しているとのことでした。
その女性は、くみひもで作られているストラップを買うのではなく、くみひも自体を選んでいてとても楽しそうに見えました。
僕は宇治に約10年住んでいるが、中宇治エリアにこのような魅力のある場所があることを知里ませんでした。と言うより、これまでただ心に響いた景色を撮り歩きしていただけで、人々に何も伝えていないことに気づきました。
地元の宇治市の魅力を僕自身が感じることができなければ、魅力的な写真を伝えることはできないと僕は考えています。
それを中宇治エリア撮り歩きをして「大阪屋マーケット」や「昇苑くみひも宇治本店」が教えてくれた気がします。
抹茶カフェ「matcha roastery」
昇苑くみひも宇治本店の魅力は「くみひも」だけではなく、店内をさらに奥に進むと抹茶をテーマにしたおしゃれなカフェ「matcha roastery(抹茶ロースタリー)」があります。
くみひもの店内から奥に進むだけなので、昇苑くみひも宇治本店に入れば道に迷うことなく行くことができます。
その日は僕も抹茶カフェ「matcha roastery」で休憩をさせてもらいましたが、注文した抹茶ソーダがとても美味しく、カフェの店内もモダンでゆったりした時間を過ごすことができました。
カフェで印象に残ったのは、男性オーナーさんのお客様への対応力の素晴らしさと、少し工夫された椅子。
僕がカフェに行ったときは男性のオーナーさんらしき人が出迎えてくれて、とても丁寧にカウンターへ案内をしてくれました。
スタッフさんもみんな愛想が良く、注文がしやすい印象です。
その男性がオーナーさんだと知ったのは、僕が声をかけて「もしかしてこちらのオーナーの方ですか?」と聞いて、快く答えてくれたからです。
そこで僕は抹茶ソーダを注文し席につくと、海外からのカップルがカフェにやってきました。
するとオーナーさんは慣れた英語で出迎えていて「すごい!」と思わず口にでてしまいました。
僕は英語を話すことができないのですが、やっぱり観光地で仕事をするなら英語は必須だと改めて思いました。
工夫された椅子
僕は店内に設置されている少し工夫された椅子が気になり、色々イメージをしてみる。
もしかするとこういった椅子を使っているお店は他にもあるのかもしれませんが、僕がこれまで入ったお店では見たことはありません。この椅子を見れば大体の人は想像ができるでしょうね。
単純にカバンをかけるための「くぼみ」でしたが、違和感なく作られた「くぼみ」もその椅子のデザインのように見えて、ここにもオーナーさんの気配りが見えた気がします。
ゆったりとした時間が流れる店内の空間も、すごく良かったです。
こうして僕は「昇苑くみひも宇治本店」の魅力を感じることができました。
【matcha roastery(抹茶ロースタリー)の詳細】
◆住所 / 京都府宇治市宇治妙楽146
◆電話 / 0774-34-1125
◆営業時間 / 10:00〜17:30(LO / 17:00)
◆定休日 / なし
ホームページ → https://matcharoastery.com
インスタグラム → @matcharoastery
最後に
今回は中宇治エリアのメイン通りではなく、少し奥に入った場所にある「昇苑くみひも宇治本店」について話してきましたが、まだ魅了的なお店があります。
それは、次回の記事で紹介しようと思います。
歴史を感じる建物や伝統工芸が今の時代に合わせて進化しているますが、不思議なことに「懐かしさ」や「歴史に触れる」と言う部分が残っています。
宇治市には10円玉のデザインになった平等院鳳凰堂、宇治上神社、宇治橋など有名な観光スポットがありますが、歴史や懐かしさを感じる「中宇治エリア」に足を運んでみると、まだまだ魅力的な場所があることに気づくことができます。
観光スポットをただ見るだけではなく、その場所を歩いて肌で感じることも大切なこと。
宇治へ訪れることがあるなら、過去にタイムスリップした感覚になれて、ゆったりした時間を過ごすことができる中宇治エリアも行ってみてほしいと思います。
次回も「中宇治エリアで見つけた魅力的な場所」の続きをお届けいたします。