これまで地元の宇治市の魅力について語ってきました。
今回は観光客の気分を味わうために、宇治の町並みを撮り歩くならこのコースが良いと感じた内容をお届けします。
実際にJR宇治駅で降車して、中宇治エリア、宇治川エリア、京阪宇治駅まで写真を撮り歩いてみたので、写真撮影の参考にしてください。
目次
宇治撮り歩き2時間30分のコース
それでは実際に「JR宇治」駅から降りて、宇治の写真を撮り歩くのにオススメのコースを紹介します。
このコースは一般的かもしれませんが、僕の独断で効率的で充実したと感じたコースで宇治市がオススメしているコースとは違う部分もあり、あくまでも参考程度にしてください。
今回、宇治市の写真撮り歩きをしたのは「2時間30分」で回れるコース。
JR宇治駅で降りて「中宇治エリア→紫式部像→宇治橋→平等院→宇治川→塔の島→宇治神社→宇治上神社→宇治十帖像→京阪宇治駅」そしてJR宇治駅へと戻るコースです。
Canon 15-85mm標準レンズを付けたCanon 7D MarkⅡの一眼レフを持って、11:00頃に「JR宇治駅」へ到着。
JR宇治駅
撮影 : 写真家リョウ
JR京都駅からだと奈良線に乗り換えます。みやこ路快速の場合は京都駅から3つ目の駅(約15分)、普通の場合は8つ目の駅(約20分)がJR宇治駅になり、南出口から中宇治エリアへ行くことができます。
ちなみに電車賃は「240円」です。
JR宇治駅の目の前の車道を渡って駅方面を振り向くと、上記のような写真を撮ることができます。オススメは広角で雲と青い空を入れてワイドに駅の外観を撮ること。
JR宇治駅の外観写真を撮ったら、後ろを振り向いて「中宇治エリア」を目指します。
中宇治エリア
上記の写真のように、もうすでに歴史を感じる建物が見えてきて、ここが宇治市で有名な「中村藤吉本店」です。
抹茶を使ったデザートやお茶を堪能できるお店で、入り口付近で写真を撮っている観光客が多いです。
そして宇治川を目指しますが、中宇治のメイン通りを北東へ進むと左右にいろいろなお店が並んでいます。
中宇治のメイン通りはこんな感じで一般の車も通る道になっているので、撮影に夢中になって事故にならないのと、車両の邪魔をしないように気をつけてください。
中宇治のメイン通りを宇治川へ向かって歩いていると、以前に紹介した「大阪屋マーケット」が右手に見えてきます。
大阪屋マーケットについて書いた記事はこちら。
ちなみに中宇治エリアはメイン通りだけが魅力的な場所ではなく、メイン通りから中へ入るとまた違った歴史を感じるお店や、おしゃれな雑貨屋さんがあります。
観光にも恋人とのデートを楽しむ場所もあるので、下記の記事を参考にして中宇治エリアの奥の細道も歩いてみてください。
紫式部像
中宇治エリアをある程度撮り歩いて、宇治川へ向かいます。
もしお腹が空いても、中宇治エリアにはたくさん飲食店があるので、宇治川へ向かう前に一息入れてもその後の撮り歩きも十分にできます。
一息ついたら宇治川へ向かい、宇治川の畔にある「紫式部像」が次のオススメ撮影スポットです。
宇治橋を背景に紫式部像を撮れば、歴史的な写真になります。
背景の宇治橋は宇治市のメイン道路になっていて、観光バス、仕事に向かう車、歩行者などの通行量がありますが、この時たまたま人も車も少ない瞬間があったので、急いで撮りました。
これは僕のイメージなんですけど、紫式部像を山を背景に真横から撮るとドラマチックに見えるんです。
宇治市を観光にきた記念の写真という感じはしませんが、せっかく宇治市に訪れたのなら、こういったストーリー性のある写真を撮るのも記念の1つになりますよ。
RSD Proの事業者である僕は「アート写真家リョウ」としても活動をしているので、シネマティックに見える写真を意識してしまいます。
宇治橋
紫式部像の写真を撮ったら、その横から宇治川の近くまでいける階段があります。
下から空と雲と川と山と宇治橋のいいバランスの写真が撮れて、部屋に飾りたくなるようなアートな写真になります。
このような宇治川の横で写真を撮るときに注意してほしいことは、川に落ちないように気をつけること。
宇治川の近くまで降りると分かりますが、意外と流れが早いので川に落ちると溺れてしまう可能性が高いです。
実際に宇治川で溺れて亡くなっている人もいるので、宇治川で写真を撮る時は川から少し離れて広角レンズで撮るようにしてください。
平等院
次に向かうのは、10円玉の裏のデザインにもなっている「平等院」です。
紫式部像に向いて右手を見ると、平等院までつながる歴史を感じる道があり、そこを奥まで進むと平等院の入口が見えてきます。
平等院への拝観料はこちら。
【庭園+平等院ミュージアム鳳翔館】
個人 | 団体(25名以上) | |
大人 | 600円 | 500円 |
中高生 | 400円 | 300円 |
小学生 | 300円 | 200円 |
詳しい拝観料はこちら▶︎世界遺産平等院のサイト
平等院の写真撮影の定番はこのような写真です。
風がなく青空の場合はもっと池の写り込みが綺麗になるので、さらに美しい写真を撮ることができるので、良い環境がそろっていたら挑戦してみてください。
平等院の拝観が終わると、すぐ近くにスターバックスコーヒーがあるので、ここで一息入れるのも宇治撮り歩きのオススメコースです。
宇治川
次に向かうのは「宇治川」です。
天気が良いと、宇治川に反射する空の青色と向こうに見える「塔の島」のリフレクト効果が魅力的な写真にしてくれます。
そのまま左手を見ると、塔の島に渡る橋があるので、その橋を渡って塔の島へ上陸します。
塔の島
塔の島へ上陸してどんどん進んでいくと、目の前に赤い橋が見えてきます。
塔の島での撮影ポイントはいくつかあって、以下の4つにまとめてみました。
- 赤い橋の階段をしたから撮る(画像左下)
- 階段の途中から赤い橋を撮る(画像左上)
- 階段を登る前に赤い橋を撮る(画像右上)
- 赤い橋を渡る前に集中線で撮る(画像右下)
すると、このような感じになります。
とくにオススメの撮り方は、橋のスタート地点から中央に向かう集中線を意識して撮るとアートな写真になります。
あと、夕日が綺麗な時だとこのような「エモい写真」を撮ることもできます。
「エモい写真」については、僕が運営している写真家ブログ「Creator Of Art」の方で解説しているので、下記の記事を参考にしながら撮影してみてください。
宇治神社
塔の島から赤い橋を渡ると目の前に赤い鳥居があって、そこから入ると「宇治神社」があります。
赤い鳥居をくぐって宇治神社へ行く前に、右手にある「手水舎」で手を清めます。
カメラを持っている場合は、カメラが濡れないように気をつけながら「手水」を行ない、そして少しの階段を上がって境内へと向かいます。
境内の写真を撮る時は、お参りしている人の邪魔をしないように、気配りをしながら写真を撮るようにしましょう(あと周りの人の顔が写らないようにすることも忘れずに)。
境内を過ぎると本殿があるので、そこでお参りをします。
ここは「宇治神社」で、脇の道からさらに上がると「宇治上神社」があります。
この「宇治神社〜宇治上神社」のコースを歩いていると、さっきとは空気が一変し、だんだん心に余白が生まれてくる感覚になって、穏やかな気持ちになります。
パワースポットとしても人気があるので、行くだけで気持ちが前向きになります。
宇治上神社
宇治神社の脇道からさらに上がると、世界文化遺産の「宇治上神社」につながる赤い鳥居が見えてきます。
さっきは触れていませんでしたが、鳥居をくぐる時は中を向いて一礼をしてくぐるのがマナーなので、ここでも一礼をして宇治上神社へ向かいます。※ちなみに神社を出る時は、一旦鳥居をくぐって神社の方を向いて一礼して離れます。
宇治上神社で写真を撮る時も場所を占領せずに、お参りにきている人の邪魔をしないこと。
タイミングが合えば、このように本殿をワイドで撮ることができます。オススメのレンズは広角レンズ。
この時、僕が付けていたレンズは18-200mmのズームレンズで、焦点距離18mmで撮影しています。
もう少し離れて撮りたかったんですが、僕の背後に撮影待ちの人がいたので一瞬で撮りました。
宇治上神社を撮影し、今回の宇治市撮り歩きコースの最後「京阪宇治駅」になりますが、宇治神社の鳥居を出ると目の前に宇治川が流れていて、塔の島からの赤い橋の下に「宇治十帖像」があります。
一眼レフで撮る場合、石像が黒色をしているのと逆光になるのでストロボを使用した方が石像の表情がはっきりと撮れるでしょう。
今回の場合は、ストロボをつけていないので、カメラの設定を明るめにしてレタッチソフトLightroomで明るさ調整をしています。
京阪宇治駅
そして宇治市の写真撮り歩きコースの締めくくりは「京阪宇治駅」です。
なぜ「京阪宇治駅」も撮影にオススメなのかというと、駅構内の雰囲気がダークでエモいからなんです。
完全な僕の趣味なんですけど、宇治市の歴史的な町の中に近未来風の建造物があるのも魅力的だを感じています。
その写真がこちら。
「Xファイル」に出て来そうな秘密基地な感じがして、写真映えする場所。
ここで写真を撮る時も通行人や駅員さんの迷惑にならないように、一瞬で静かに撮影をするようにしましょう。
京阪宇治駅構内の写真はおまけみたいなものなので、興味があれば旅の記念に撮ってみてください。
最後に
ということで、今回の「地元の宇治市を撮り歩いて気づいた魅力」は宇治市で写真を撮る僕がオススメするコースで、宇治市がオススメしているわけではありません。
ですが、今回のコースは僕自身が撮り歩いてみて「宇治市を満喫した」と感じたコースです。
もちろん宇治市にはまだまだ魅力的な場所があるので、今後も「地元の宇治市を撮り歩いて気づいた魅力」を発信していきたいと思います。