サイト設計の話になると、多くの場合、最初に語られるのは『構造』です。
「どんなデザインにしよう」
「どんな導線にしようか」
「どんなツールを使う?」
もちろん、どれも間違いではありません。
ですが、RSD Proでは、資産サイトの設計は『思想から始まる』と考えています。
これは精神論でも、理想論でもありません。
むしろその逆で、
長く続くサイトほど、この順番が守られた上で設計されています。
今回はその理由を、RSD Pro視点で整理してみたいと思います。
目次
多くのサイトが途中で止まってしまう理由
サイトが続かなくなるとき、多くの人はこう考えます。
「時間がない」
「ネタが思いつかない」
「アクセスが伸びない」
だけど実際には、問題はそこではないことが多いんです。
本当の原因は、設計の出発点にあります。
つまり『思想から始めること』が重要なのです。
構造から作り始めると、最初は順調に見えますが、少しずつ崩れ始めていきます。
サイトが完成し、記事もいくつか公開できている。ところが、しばらくすると次の疑問が現れます。
「次に何を書けばいいのか分からなくなった」
「サイトの方向性が定まらない」
「更新する意味が見えなくなってきた」
しかしこれは、努力不足ではありません。
「何のために存在しているサイトなのか」の部分である、“思想という軸”が決まっていないだけなのです。
RSD Proが考える3つの層の関係
RSD Proでは、サイト設計を次の3つの層で捉えています。
・表現
・構造
この3つの層について詳しく以下の記事で話しています。
そしてこの関係を、RSD Proなりにまとめた文章で表すとこうなります。
思想は“軸”を固め、表現は“伝わる形”を生み、構造は“回る仕組み”を決める。
この順番には、明確な理由があります。
思想がなければ、表現は生まれない
「どんな言葉で発信するか」
「どんな写真を選ぶか」
「どんな空気感を持たせるか」
RSD Proでは、これらはすべて『表現』と捉えています。
その『表現』は、突然生まれるものではありません。
たとえば、
・力強いメッセージなのか
・教える立場なのか、共に考える立場なのか
こうした選択は、すでに「どこに立つか」という『思想』によって決まっています。
思想が曖昧なままでは表現は毎回変わり、結果としてサイト全体の印象が安定せず、読む人の心に記憶として残りません。
つまり『表現』とは、『思想』が外側に現れた姿なのです。
表現がなければ、構造は機能しない
次に『構造』です。
構造とは、
・カテゴリー設計
・導線設計
・更新の仕組み
といった、積み上げるための箱です。
ところが、どれだけ優れた構造を作っても、中に入る表現が定まっていないと、軸がブレて崩れてしまいます。
更新内容が毎回変わるサイトは構造が積み上がらず、カテゴリーは増えても、意味が育たちません。
結果としてサイトは、ただの情報の置き場になってしまいます。
『構造』は、『表現』が安定して初めて“回り始める”のです。
なぜ思想が最初でなければならないのか
ここまで読むと「なぜ設計の順番が重要なのか」が、少し見えてきたかもしれません。
もちろん逆から始めてもサイト設計はできますが、すべてが後追いになってしまいます。
構造から始めれば、何を入れるか迷い続けるし、表現から始めれば、方向性がブレ続けます。
だからこそ、最初に必要なのは『思想』なのです。
それは壮大な理念である必要はありません。
ただ、
・何を残したいのか。
・何をやらないのか。
この基準があるだけで、設計は驚くほど軸が固まって安定します。
思想から始まる設計は、後々楽になる
思想が定まると、不思議な変化が起こります。
まず、「何を書こう」と迷わなくなります。
新しいアイデアが出た時に「自分のサイトに合うかどうか」が、早く判断できるようになります。
サイトの更新が義務ではなく、自然な延長線になります。
つまり、無理に続ける努力が必要がなくなって、設計したサイトが自分を支え始めます。
この状態になったとき、サイトはようやく『資産』と呼べるようになります。
収益につながるサイトだけが『資産サイト』ではありません。
次に考えたいこと
ここまでで、「思想が最初にくる理由」は見えてきたと思います。
では次に考えるべきなのは、
「『思想』はどうやって見つけるのか」と言うことです。
特別な才能が必要なのか。それとも、後から育てていくものなのか。
次回は「思想はどのように見えてくるのか」という視点から、もう少し具体的に整理していこうと思います。
答えを急がず、順番を間違えないために。
思想が見え始めたとき、サイト設計は初めて「作業」ではなく「選択」へ変わります。




















