こんにちは、“ブランディング戦略家”のミズハラです。
フリーランスとして活動していると「自分の強みが分からない」「何を武器にすればいいのか迷う」といった悩みを抱えることもあります。
競争が激しい業界では「誰でもできる仕事」ではなく「あなただから依頼したい!」と思われる強みを持つことはとても大切です。
ここでいう『強み』とは、単にスキルや経験だけではありません。
例えば、同じ職種でも「SEOに強いライター」だったり「ブランディングが得意なデザイナー」と言ったように、自分の経験を活かした強みを打ち出すことで、その仕事の幅も大きく変わります。
本記事では、フリーランスが自分の強みを見つけて他と差別化する方法について、具体的なステップや成功事例を交えながら解説しています。
『差別化戦略』については、下記の記事で詳しく解説しているので、そちらをご覧ください。
目次
フリーランスがやってしまう「間違えた強みの見つけ方」
フリーランスになると、自由な働き方ができる一方で収入が安定しないことで焦りが出て、間違えた売り込みをしてしまう人が多いのですが、そうなる原因の多くは「自分の強みの見つけ方」が間違えていることです。
「自分の強みを見つける」と聞くと、多くの人が以下のような考え方をしてしまいがちです。
「とりあえず何でもやる」はNG!
とにかく収益を得るために「何でもやる」ことを『強み』として発信してしまいますが、これはとても危険なことなんです。
僕もフリーランスを始めたばかりの頃は「どんな仕事でも受けよう」と考えていました。
だけど、幅広く手を出しすぎて結局何が得意なのか分からなくなり、低価格の案件ばかり引き受けて作業時間が増えるだけで収入には繋がりませんでした。
強みを活かすには「何をやらないか」を決めることがとても重要です。
これを『エッセンシャル思考』といって、自分にとって何が重要かを見極めて、本当に重要なことだけに集中する考え方です。
こだわりを持つ
僕の場合は、『格安案件と無茶振り案件は一切引き受けない』と言ったこだわりがあります。自分が設定金額より低い場合は迷うことなくお断りします。
その代わり、設定金額に見合った案件の場合はそれに集中して、その案件が完了しだい、新規案件に着手すると言った形をとっています。
つまり、僕への依頼は『予約優先』となります。
「資格や経験がある=強み」と思い込む
「資格を持っているから強みになる」「前職の経験があるから有利」と思うかもしれませんが、競合も同じスキルを持っていた場合、それだけで差別化することはできません。
これまでに自分が経験してきたことを活かしながら「自分ならではの視点」を加えることも大事です。
「価格を下げれば仕事が取れる」は危険
「競争が激しいからまずは安くして仕事を取ろう」と考える人も多いですが、単価を下げすぎると消耗するだけでなく「安い仕事しか受けられない」状況に陥ってしまいます。
「あとで価格設定を引き上げればいい」と思う人も多いようですが、一度、低価格で設定してしまうと、それに合うクライアント様しか依頼をしてこないので、高単価にしてしまうと、一気に依頼が減ります。
「価格」ではなく「価値」で勝負できる強みを作ることが大切です。
フリーランスの「自分の強み」を見つける5つの質問
では、どうすれば「本当に使える強み」を見つけられるのでしょうか?
そこで、以下の5つの質問について考えてみてください。
過去の仕事の中で、クライアントや上司から、「あなたのおかげで助かった」と言われた経験はありますか?
それが、あなたにしかできない価値であるということになります。
例えば、ライターなら「文章が分かりやすい」「SEO対策がしっかりしている」と言われたことがある。デザイナーなら「提案力がある」「ブランディングが上手」と評価されたことがあるなど。
フリーランスとして長く続けるためには、好きなこと・得意なことを仕事にすることも重要です。
「どんな仕事なら時間を忘れて集中できるか?」について考えてみてください。
一昔前は「好きと仕事は別」と言われていましたが、今の時代は、独自性のあるサービスを作って差別化する上で、とても重要な要素となります。
あなたが「特に意識せずにできること」こそ、強みになりやすいです。
例えば、文章を書くのが苦にならないライティングやブログ運営。デザインのアイデアが自然に浮かぶデザイナーやクリエイターと言ったように。
自然に仕事に集中できることが、個人の強みとなります。
「他のフリーランスとどこが違うのか?」を明確にてみましょう。
例えば、「SNS運用が得意なライター」「心理学を活かしたマーケティングができるデザイナー」など、競合が真似できないような『強み』を探してみましょう。
クライアントは「ただ一緒に仕事を依頼したい」のではなく、「問題を解決してほしい」と思っています。
あなたのスキルが、相手のどんな課題を解決できるのかを考えてみましょう。
【成功事例】フリーランスの強みの活かし方
以前は「なんでも書くライター」だったが、SEOライティングに特化し、ブログでSEOに関する記事を発信し続けた結果、企業からの直接依頼が増加した。
「デザインが上手いだけ」ではなく、「売れるデザイン」を提案できる強みがあることを知り、コンサルティング型のサービスを提供したところ、高単価案件を獲得できるようになった。
強みを「売れる仕組み化」にする3つのポイント
自身の『強み』が明確になったら、それを形にしなければ差別化をすることができません。
次はその強みを、売れるための仕組み化にするのですが、本記事では特別に、次の3つのポイントを提案します。
とりあえずイメージを掴んでもらうために、サラッとまとめておきました。
ポートフォリオサイトを作る
ポートフォリオサイトは、あなたの強みを視覚化できて、しかも、24時間365日休まずに世界へアピールしてくれる効果的なツールです。
事例を整理し強みを伝え、お問い合わせにつなげるためには必要不可欠なもの。
例えば、RSD Proの事業者ミズハラは、普段は写真家もしていますが、どんな写真を撮っているのかをみてもらえるように、ポートフォリオサイトを定期的に更新しています。
Link▶︎京都の写真家リョウのポートフォリオサイト
ブログやSNSで発信する
得意分野をブログやSNSでアピールすることで、認知度を上げることができます。とくにブログは長文を書くのに向いているツールになるので、ブランディングには効果的です。
こちらも写真家もしているRSD Proの事業者ミズハラが公開しているコラム記事ですが、参考に覗いてみてください。
Link▶︎京都の写真家リョウの公式サイト
ターゲットを明確にする
ポートフォリオサイト、コラム記事サイト(ブログ)を立ち上げる上でとても重要なのが、ターゲットを明確にすること。
できるだけ具体的に「誰に向けてサービスを提供するのか?」を設定して、その人に向けたポートフォリオやブログを発信することで、自身の強みが伝わりやすくなります。
『不特定多数』では伝わりにくくなるので、できるだけ、1人の人物(架空の人物)に向けたサービスを届けるようにしましょう。
この『ポートフォリオサイト、ブログ、ターゲット』をセットにして、仕組みかすることで、個人としての『強み』になります。
まとめ :「自分の強み」を見つけて成功に向かう
強みは「過去の経験 × 得意なこと × 市場ニーズ」の3つから作ることができます。
「何でもできる人」よりも「◯◯に特化した人」のほうが選ばれやすくなるので、強みを活かしてブランディングすれば、仕事の単価も事業としての魅力もどんどん高まっていきます。
ぜひあなたも『自分にしかない強み』を見つけてみてください。
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