個人事業の魅力を高める!競合に負けない差別化戦略とは?

こんにちは、“ブランディング戦略家”のミズハラです。

個人事業を続けていて、次のように悩んだことはありませんか?

「競合が多くて他と差別化できていない気がする」
「価格競争に巻き込まれて安くしないと売れない」
「自分の強みがわからないし何をどうアピールすればいいの?」

実は、多くの個人事業主がこのような問題を抱えています。

特に、競争が激しい業界になると価格設定を低くしてしまって、その結果、利益が出なくなるケースも少なくありません。

しかし、本当に成功している個人事業主は「価格」ではなく「独自の魅力」で選ばれています。

では競合に勝つためには、事業の魅力をどうやって高めればいいのかというと、個人事業では「魅力」と「差別化」が成功のカギとなります。

本記事では、具体的な差別化の方法と実践のコツを解説していきます。

【本記事のポイント】
・価格ではなく「独自の価値」で勝負する
・ターゲットを明確化し、ピンポイントで響くサービスを作る
・ブランディングを強化して魅力を発信する

個人事業主が陥りがちな差別化の失敗例

多くの個人事業者が「差別化しなきゃ!」と考えるものの、間違った方向に進んでしまい、その結果、失敗をしてしまいます。

特に、以下の『失敗例』に当てはまっている場合は、今すぐ改善する必要があります。

【失敗例1】「安さ」で勝負してしまう

個人事業をしている人の多くは価格競争に巻き込まれて、つい価格設定を低くしてしまいます。いわゆる「安ければ売れる」と考えて値下げ競争に走るパターンです。

だけど、考えてみてください。

価格を下げるということは利益率も低くなるということになり、利益率が低くなると、サービスの質を維持するのが難しくなって、その結果、赤字となってしまいます。

「安さで勝負」は大手企業が他の部分で利益率を確保している上で行う戦略で、個人として行う戦略にはハードルが高すぎます。

【失敗例2】ターゲットを広げすぎてしまう

「誰でも歓迎!」とターゲット幅広くしてしまうと、「この人に頼みたい!」と思ってもらえなくなります。

なぜなら、テーマやコンセプトが曖昧になって誰に向けたサービスなのか伝わりにくくなるからです。

不特定多数に向けたサービスはまとまりがなく、メッセージが弱くなってしまいます。

ターゲットを絞ることで、相手にも伝わりやすくより強く刺さるメッセージを発信することができます。

【失敗例3】競合とほぼ同じサービスを提供する

「あの人のサービスが売れているから自分も似たメニューを提供しよう」と、他の人と同じような内容になると、差別化ができなくなって選ばれにくくなります。

地域密着としてのびのびと運営したいのであれば話は別ですが、競合に打ち勝つには、独自のサービスを考えてそれに価値を感じてもらうことが大切です。

では、どのようにして独自の魅力を打ち出せば、競合に勝つことができるのかというと、『自分だけの強み』を見つけることです。

自分だけの「強み」の見つけ方

競合に勝つためには、まず、自身の事業の『強み』を明確にすることが大切です。

そこで、次の3つのステップで自分にしかない『強み(価値)』を見つけみましょう。できれば、メモに書き出してみてください。

大事なのは頭の中だけで考えるのではなくメモに書き出す。つまり、外に吐き出す(アウトプットする)ことで自分の『強み』が明確になり、良いアイデアが生まれます。


【ステップ1】自分の経験・スキルを棚卸しする

  • これまで自分が経験してきた中で、他人と違う点は?
  • お客様からよく褒められるところは?

【ステップ2】競合を分析し不完全なポジションを見つける

  • 競合のサービス内容やターゲット層をチェックしてみましょう
  • まだ誰もやっていない独自の切り口を探してみましょう

【ステップ3】ターゲットの悩みを深掘りする

  • 「誰に」「何を」「どうやって」提供するのかを明確にしましょう
例:「美容師経験を活かした、ヘアメイク付き撮影サービスを提供する」

以上の3つのステップを書き出したら、次は、それをベースに競合に勝つための戦略を考えます。

競合に勝つための具体的な差別化戦略

競合に勝つためには、具体的な『差別化戦略』を立てる必要があります。

差別化戦略とは、自身のサービスの優れてた部分や特徴を高めて、競合には真似ができないサービスで付加価値を感じてもらうこと。

【戦略1】価格ではなく「付加価値」で勝負する

値段を下げるのではなく、他にはない特別な価値を提供することが重要です。

– 例 –
・カメラマンなら「写真+簡単なSNS用の動画編集」も提供
・コンサルなら「無料のフォローアップ相談」付き

【戦略2】ストーリーブランディングを活用する

ファンを作る方法として効果的なのが、あなたの事業の背景や想いを発信して、相手の心を動かす方法です。これを『ストーリーブランディング』と言います。

SNSやブログを活用し、「なぜ今の仕事をしているのか?」を伝えることで、ユーザーに興味を持ってもらうことがでいます。

あなたのストーリーはあなたにしかない強みなので、競合と差別化するにはとても効果的です。

【戦略3】サービスの見せ方を工夫する(ビジュアル・デザイン)

SNSやWebサイトに統一感をだし、プロのデザイナーにロゴや写真を依頼してブランド価値を高めます。

もちろん、あなたがデザイン業の経験があればご自身でデザインしてもいいのですが、外部に依頼することで、あなた自身に気づかない魅力に気づくこともあります。

あなたの事業に合ったイメージカラーを提案してもらえたり、ターゲットに合うデザインを作ってもらえるので、デザイン経験者でも外部に発注するのはとても大切なことです。

【戦略4】専門性を打ち出す『ニッチ戦略』

「◯◯専門」と明確に打ち出すことで競合との差別化をすることができて、選ばれる確率がアップします。

– 例 –
・女性向けパーソナルトレーナー
・シニア向けITサポート

「ニッチな分野すぎると需要がなくて埋もれちゃうんじゃない?」

と思うかもしれませんが、ビジネスにおいて『需要があるものを選ぶから売れる』のではなく、『ニッチな分野でも売れるための需要を作る』ことが重要なんです。

それについては話が長くなるので、ここでは割愛しますが、競合に勝つための『差別化戦略』を意識しましょう。

差別化が成功した個人事業主の事例紹介

【事例1】価格ではなく「特別な体験」を提供してリピート率UP
あるカフェでは、コーヒー1杯の値段は高めですが「店主が選んだ一冊の本を一緒に楽しむ」というコンセプトを加えたことでファンを獲得しました。

【事例2】専門分野に特化して競争が少ない市場を開拓
フリーランスデザイナーのAさんは「オンライン講座用のスライドデザイン専門」と打ち出したことで、一気に依頼が増加しました。

【事例3】SNS発信を工夫しファンを増やして売上倍増
個人事業のコーチBさんは、自分のストーリーを発信し続けることでインスタフォロワーが増え、そこから直接の問い合わせが増えました。

まとめ:差別化のポイントを押さえて個人事業を成功に導く

今回紹介した差別化戦略を活用すれば、競争の激しい市場でも「選ばれる個人事業主」になれます。まずは「自分の強み」を整理することから始めましょう。

もし「自分にしかできないこと」が分からない方は、一度無料相談をご利用ください。あなたの事業の魅力を最大限に引き出すお手伝いをいたします。

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